伊豆路=小さな「魔法の板」(下田市、遊・VIVA!ネットワーク代表・小川志津子)

2017年03月12日

 「カプラ〓ブロック(通称カプラ)」をご存じですか? 手のひらに乗る位の大きさの薄い長方形の積み木です。形はワンサイズなのにどんな形でも作ることができ、老若男女、一人でも大勢でも遊べる、まるで魔法の板です。

 建築家のトム・ブリューゲン氏がお城修復用の模型材料として考案、綿密に計算された形とサイズに加え、原料のフランス海岸松は、歪まない、軽くて安全など優れた特徴を兼備。想像力や集中力、コミュニケーション力などさまざまな育ちを期待できるといわれています。

 特に注目したいのは、達成感と挫折感の両方を味わえることです。一生懸命積んでも途中で崩れてしまう。「せっかく作ったのに!」でも、気を取り直して作る。すると前よりすごいものができたりする。遊びの中でのこの小さな挫折感と達成感の繰り返しが子どもの根っこを伸ばし、心のたくましさにつながるように思います。積み上げたカプラが崩れる時の音が気持ちを落ち着かせる作用もあるそうです。

 私たちの一日移動児童館「ミニ遊・VIVA!」でもカプラは大人気。ただ、年数回の活動時以外は倉庫に眠っているのではもったいないと、本年度は小学校やシニアサロンなどにもカプラ体験の出張を開始、大変喜ばれたので、今後も続けていきたいと思っています。

 さて前回、来年度でミニ遊・VIVA!は終わる旨を書いたところ、多くの反響を頂きました。「残念」「解散なの?」「続けて」等々、皆さんのお気持ちに感謝します。その本意は児童館的な居場所の開設をボランティアの手から市の施策へ、それこそカプラのようにつなぎたいのです。

 終わりが始まりとなるように!ミニ遊・VIVA!は終わっても「遊・VIVA!」ネットワークの活動は来年度以降も続きます。

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