伊豆路=地域資源を掘り起こそう(熱海市、副市長・森本要)

2017年03月05日

 前稿で「熱海は恵まれた地」と記した。本稿では「恵まれた地」である熱海の「地域資源」について考えてみたい。

 まず、熱海といえば、温泉。そして海、島。日本一早咲きの梅を誇る梅園、糸川のあたみ桜、世界三大花木のジャカランダ。熱海を彩る芸妓(げいぎ)、起雲閣や旧日向別邸などの旧別荘、魅力的な旅館・ホテル、飲食店など、すぐに多くのものを挙げることができる。もちろん、熱海に住む魅力的な方々も地域の資源であり、魅力であろう。

 すでに顕在化している地域の資源・魅力はもちろん大事であり、守り、さらに磨き、発信していくことが重要だが、少し視点を変えて日常を見回してみると、気付いていない地域資源・魅力が身近に隠れているのではないだろうか。普段何気なく見ている景色の中にあるものを、見方を変えてみる、関わり方を変えてみる、使い方を変えてみる、そんな発想をしてみると、町が普段と異なる顔を見せてくれるかもしれない。

 例えば、熱海の山と森。特に気にしなければ日常風景の中の一部でしかない。しかし、見方を変えれば、森は林業を通じた就労の場にも、体験観光の場にもなり、切り出した木材は生活の糧になり、まきとして使えばエネルギーにもなる。例えば、渚の古い家屋と狭い路地、例えば、シャッターが閉じられている遊休不動産、普段何気なく使っている公園や道路など。

 日常に隠れた地域資源を掘り起こしてみて、少し新たな価値を付け加えてみると、暮らしの豊かさ、町や観光の彩りが増していくのではないだろうか。自分自身そんな思いを持ちつつ、何気なく過ごしている日常にもっと目を見開いていきたい。もちろん、難しく考えるのではく、楽しみながら、宝探しのように。

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