山田涼介:「代表作になってほしい」キャラも風景も再現度が高い「鋼の錬金術師」撮影現場リポ

2017年10月13日

ディーン・フジオカさんらが参加した映画「鋼の錬金術師」の撮影現場の様子
ディーン・フジオカさんらが参加した映画「鋼の錬金術師」の撮影現場の様子

 荒川弘さんの人気マンガを実写化した映画「鋼の錬金術師(ハガレン)」(曽利文彦監督、12月1日公開)の撮影が昨年8月に東京都内で行われた。主演のエドワード・エルリック(エド)役を演じる人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さんは、「実写化できるのかな……という疑問と、人気キャラクターを演じ切れるのかという不安があった」とクランクイン当時の思いを明かした。だが、フルCGで再現されたエドの弟・アルフォンス(アル)の映像を目にし、「これは大丈夫だと思い、あとは自分自身が役に徹するだけだった。できることは最善を尽くしてやるだけです」と完成度の高さから自信を持って演技に集中したことを明かした。

 撮影は東京・東宝スタジオ内に設けられたレンガ造りの建物が並ぶ街並みや、草木が生い茂る原作の世界観を忠実に再現したセットの中で行われた。山田さんはエドのトレードマークでもある赤いコートに身を包んで取材に応じ、「質感にはすごくこだわっています。ミリ単位で調整したり、今までそんな衣装合わせはしたことがなかった」と振り返る。撮影で山田さんはコートをたなびかせながら、縦横無尽に走り回ったり、跳躍したりと高い身体能力で次々とアクションシーンの撮影が進んでいく。

 当日の撮影には、敵対するホムンクルスのエンヴィーを演じる本郷奏多さん、「焔」の二つ名を持つ国家錬金術師マスタング役のディーン・フジオカさんも参加。撮影前には2人とも入念に動きを確認し、カットの声がかかるたびに動きや表情などを話し合い、微調整を重ねていく。エンヴィーの独特なフォルムがぴったりの本郷さん、青い軍服をパリッと着こなすディーンさんは、金髪姿の山田さん演じるエドと同じく、原作で描かれているキャラクターの再現度はかなり高い。キャスト、スタッフ共に、今作への愛とこだわりを感じさせる熱気あふれる現場だった。

 撮影の合間には山田さんのほかに曽利監督、プロデューサーが取材に応じ、実写化にあたって「原作者の荒川弘さんにプレゼンテーションを行いました」とプロデューサーが明かすと、「山田くんが最初に(エドの)衣装を着て立った瞬間、すごくハマっていた」と曽利監督が振り返る。原作ファンだという山田さんは、「原作が大好きだから誰にもこの役を譲りたくなかったし、(エド役は)自分しかいないとも思っていた」と率直な思いを語り、「(ハガレンの)実写化には不安は正直あった。ファンの方もそうではないかと。自分で言うのもなんですが、ものすごく努力しています」と真剣な表情で話した。

 アルはCGで再現されるため、「やっぱり難しい。声が聞こえる方向とは違うところを見て芝居をしないといけない難しさはありますが、初めての経験なので楽しいです」と山田さんが笑顔を見せると、曽利監督は「ストーリーがエモーショナルなので、感情表現の触れ幅が大きい作品。山田くんのエモーショナルな部分を引っ張っていく演技、そこが一番も見どころだと思っている」と手応えを口にした。

 今作について山田さんは、「子どものころから(原作を)読んでいて、感情移入できる部分が多い作品だと思っていました。大人になりストーリーを理解できるようになってから、改めて奥が深い作品だと感じました」と語り、「自分にとって思い入れの強い作品なので、自分の代表作になってほしい」と思いをはせていた。

 「鋼の錬金術師」は、荒川さんが2001~10年に「月刊少年ガンガン」(スクウェア・エニックス)で連載した人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドと弟のアルが、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。本田翼さん、佐藤隆太さん、松雪泰子さん、内山信二さん、大泉洋さんらが出演している。12月1日公開。(遠藤政樹/フリーライター)

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