1面コラム 潮の響=鮮やかなアジサイとおもてなしの心

2019年06月01日

 きょうから6月。間もなく梅雨を迎える。蒸し暑く、しとしとと降り続く雨は、何となく気が滅入る。洗濯物は乾かず、部屋の中もジメジメ。カラッと晴れ上がった夏本番まで、我慢の日々が続く

 ▼そんな雨に似合う花といえば、いわずと知れたアジサイだ。ひと雨ごとに彩りを増し、色の変化が楽しめる。原産は日本。ガクアジサイが欧米に渡って、球状の西洋アジサイに品種改良された

 ▼下田市ではきょう、15万株300万輪といわれる「あじさい祭」が開幕する。会場の下田公園は、戦国時代の山城跡で起伏に富んだ地形。山の中腹斜面にアジサイ園があるが、足腰の弱ったお年寄りなどには難儀だ

 ▼そこで、市ゴルフ連盟がゴルフ場からカートを2台借り、公園下の駐車場から途中の開国広場まで無料運行することになった。カートは連盟役員やゴルフ愛好者が無報酬で運転する。運転中、アジサイや市内の名所など観光案内も行い、おもてなしに努める

 ▼「いい話だ」と、フェイスブックで紹介する市内の宿泊施設もあり、開幕前から話題を呼んでいる。来遊客は鮮やかなアジサイと、心温まるおもてなしに、どんよりとした梅雨空とは対照的に、晴れ晴れとさわやかな気持ちに包まれることだろう。

各地の最新の写真
伊東
城ケ崎海岸エリア マルシェで盛り上げ―伊東
下田
無人売店「100円農村」人気 「あじさい祭」で下田市観光協会
中伊豆
「両手で掘ってね」 園児招きジャガイモ収穫―田方農業高
熱海
来宮神社例大祭責任当番町の咲見町祭典委、市長に支援要請―熱海 

最新写真特集