1面コラム 潮の響=投票率

2019年05月03日

 任期満了に伴う平成最後の熱海市議選は現職11人、新人と元職各2人が当選した。次点と下位当選10人が約150票の範囲でしのぎを削る大接戦となったが、投票率は前回選を1・88ポイント下回る過去最低の54・18%に終わった

 ▼定数1超だった前回選に対し、今回は15の議席を18人で争う激戦となった。混戦が伝えられる中で投票率は前回並みが期待されたが、選挙ムードは低調に推移した。新人2人を含めて若くフレッシュな候補者が見当たらず、世代交代が進まない失望感もあったのだろうか

 ▼宿泊客のV字回復で熱海市中心部のにぎわいは伊豆随一だが、効果はまだ限定的。人口減少、少子高齢化は周辺他市町を上回るスピードで進行している。そうした課題を多くの市民が共有しており、今後の町づくりを託す市議選は有権者にとって身近で重要な選挙だったはずだ

 ▼きょう3日は「憲法記念日」。1947年施行の日本国憲法では主権が国民にあることを宣言している。政治権力の源が国民にあり、権利とともに責任が重大であることを示している

 ▼今年は夏に新元号となって初の参院選がある。候補者がなじみの薄い国政選挙ではあるが、社会の公器として選挙権行使の喚起を使命としたい。

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