1面コラム 潮の響=津波の遡上高

2019年03月13日

 県は東日本大震災が発生した3月11日を含む10日間を「津波対策推進旬間」と定め、津波に対する正しい知識の普及、避難場所・経路の再確認などを促している。本年度は6~15日で、統一実施日の10日は県内各市町で津波避難訓練が繰り広げられた

 ▼伊東市の岡地区は昨年、津波避難協力ビルに指定された西小を訓練場所とし、地震解錠ボックスの説明のほか、防災講話も行った。この中で講師が何度も言ったのが「遡上高[そじょうだか]」という言葉だった

 ▼気象庁が発表する「津波の高さ」は、海岸線の検潮所での測定値。平常時の潮位との差を示す。遡上高は津波が海岸から内陸へ駆け上がる時の高さで、津波高の2~4倍に達すると講師は説明した

 ▼津波は高くなるほど速度が増す。1メートルで時速11キロ、3メートルで19キロ、10メートルで36キロ、相模トラフ沿いの最大クラスの地震が起きた際、伊東市で予想される高さ17メートルになると46・5キロに達するという

 ▼3・11の際、テレビはドミノ倒しのように内陸部をのみ込む大津波を映し出した。海岸から離れているといっても、決して安全ではないと肝に銘じるべきだ。大きな揺れを感じたら直ちに、できるだけ高所へ逃げよう。命を守るために、いついかなる場合も実行を。

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