1面コラム 潮の響=キャッシュレス

2019年02月08日

 手持ちのスマートフォンをレジの読み取り機にかざして「ピピッ」と音が鳴ると支払い完了。スマホに交通系電子マネーを取り込んでいるが、一度使うと手放せない

 ▼首都圏ではサービス提供元の鉄道・バス、コンビニ、商店など多くの場所やシーンで利用でき、移動や買い物、飲食が専用カード、あるいは機能を取り込んだスマホ一つで事足りるほど。他にも電子マネーが続々登場し、キャッシュレスが広く浸透しつつある

 ▼JTBの調査によると、増大する訪日外国人の間でも決済はクレジットカードやデビットカード、電子マネーが当たり前。米国人の72%がクレジットカード、中国人の54%が電子マネーで決済を行っており、キャッシュレス対応がインバウンドの必須要件となっている

 ▼熱海市では本年度、事業所のキャッシュレス決済端末導入の補助事業を創設した。だが、500万円の予算に対し利用は約10件30万円と低調だ。市商店街連盟関係者は、手数料、導入の手間などを敬遠する商店主が多いほか、急拡大する市場への戸惑い、様子見もあると分析する

 ▼好む好まざるにかかわらず時代はキャッシュレスにかじを大きく切っている。消費者と事業者双方が変革を求められている。

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