1面コラム 潮の響=きょう「世界対がんデー」

2019年02月04日

 2017年12月に受けた会社の健康診断で、採取した血液を分析したところ、がんの可能性を示すある数値が正常範囲を超えた。最後に受けた内科検診で医師が深刻な表情で「正常値は4以下ですが結果は8なんです。すぐに主治医に結果を話して精密検査を受けて下さい」と言われた

 ▼数日後に主治医を受診した。「8」の場合、30%程度の確率でがんが発見されるという。勧めにより18年2月に生体組織診断(生検)を受けた。がんが疑われる臓器の部分数カ所に針状の器具を刺して組織を採取・分析し、がんか否かを調べるのだが、麻酔をかけて行うため、痛みはほとんど感じなかった

 ▼1週間後、主治医の説明を受けた。結果は「がんではありませんでした」。覚悟していたが、幸い70%の側だった。今も経過観察で通院しているが、すっきりとした気持ちで毎日を送れるのは検診のおかげだ

 ▼日本人の3人に1人はがんで死亡するが、早期に発見すれば90%は完治するという。何より初期なら医療費は安く済み、家計にも健康保険財政にも優しい

 ▼きょうは「世界対がんデー」。がんへの意識向上と予防・治療の取り組みを促そうと2000年に定められた。がんに向き合い、ぜひ検診を受けよう。

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