1面コラム 潮の響=命の道・伊豆縦貫道の早期完成を

2019年01月26日

 2007年5月6日朝、元下田市長の石井直樹さん(74)=当時(62)=は、強い胸の痛みを感じ、市内の病院に駆け込んだ。心電図を取り、第3次救急病院の順天堂大静岡病院(伊豆の国市)に送ると、急性心筋梗塞と診断され、緊急手術を指示された

 ▼あいにくの雨でドクターヘリは飛べず、救急車で同病院へ向かった。大型連休の最終日で道路が混雑し、通常より時間がかかり1時間20分ほどで到着。すぐにカテーテル治療を施し一命を取り留めた

 ▼「私は運が良かったが、天城越えの途中で命を落とした人は少なくない。もっと遅れていたり、大きな揺れで血管が詰まっていれば、私は死んでいたのでしょう」。石井さんは在任中、自らの体験を踏まえ、伊豆縦貫自動車道の早期完成を強く訴えてきた

 ▼その一部・天城北道路がきょう開通し、伊豆の大動脈は伊豆市月ケ瀬まで5・1キロ延びる。その先、天城越えルートは環境影響評価の調査が進み、河津下田道路も一部着工しているが、下田までの全線開通はまだ見通せない

 ▼賀茂地区の救急医療は12年前と大きくは変わらず、緊急手術を要する心疾患・脳疾患は、いまなお3次救急に頼らざるを得ない。“命の道”の確保は、地域住民の切なる願いだ。

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