1面コラム 潮の響=大祓

2018年12月30日

 あちこちの神社の境内に大きな茅[ちのわ]の輪が設けられている。大みそかの大祓[おおはらえ]のためのもので、参拝者はこの輪をくぐって罪や穢[けが]れを清める

 ▼大祓の時、神前で読み上げる祝詞が「大祓詞[おおはらえのことば]」。伊東市で開かれた「古事記のこころ勉強会」で、講師の湯島天満宮権禰宜[ごんねぎ]小野善一郎さんがそこに書かれた内容を説明してくれた。大ざっぱに言えば「神様は全ての罪穢れを祓い清めてくれる」と教え、どのように罪穢れを祓い清めるのかを紹介しているのだという

 ▼祓え清めに登場するのは4人の神様。最初の神様が罪穢れを大海原に押し流し、次の神様ががぶがぶとのみ込み、3番目の神様が吹き飛ばす。最後の神様は吹き飛ばされてきた全ての罪穢れを持ってさまよい歩き、途中でどこかになくしてしまうというのだ

 ▼捨てたものはまた拾えるけれどなくしてしまったら見つけられない、だから一切の罪がきれいさっぱりなくなる―らしい。何ともおおらかな話だ

 ▼小野さんは「日本の神様は、先祖の天[あま]つ神」とも話していた。4番目の神様は、うっかり者のおじさんか。子孫の罪穢れを“うっかりなくして”祓え清めてくれているおじさんを想像すると、神様もずいぶん身近に感じられる。

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