1面コラム 潮の響=縁感じる和歌山県田辺市

2018年12月27日

 先日の全国高校駅伝、静岡県代表の県立韮山高とともに都大路を駆け抜けたチームに、和歌山県立田辺工業高がいた。同校がある田辺市に行ったことはないが、浅からぬ縁を感じる

 ▼理由の一つは1995年8月の全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)、韮山高の初戦で対戦したのが、同市の県立田辺高だった。互いに初出場。結果は韮山が勝ったが忘れられない相手だ

 ▼96年2月、熱海市で「第1回梅サミット」が開かれた。梅を観光資源や名物にしている自治体同士で交流を深め、梅で地域振興を図ろうという会議で、参加した全国12市町村の一つが田辺市だった。同市はやはり熱海市で開かれた翌年の第2回にも参加した

 ▼田辺市には世界文化遺産・熊野古道があり着地型観光が盛んで、推進役の同市熊野ツーリストビューロー関係者が伊豆各地のセミナーで講師を務めている

 ▼そんなことを考えていたら、同市・川湯温泉で、河原の巨大露天風呂「仙人風呂」が復旧、オープンした−とのニュースがあった。8月下旬の台風20号で川沿いの宿泊施設などが被災したため「復興のシンボルに」と開湯させたという。同温泉が台風被害を受けたとは知らなかった。縁を感じる者として復興を応援したい。

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