1面コラム 潮の響=サザンの「唐人物語」を下田駅の発車メロディーに

2018年12月22日

 きょう12月22日は、「唐人お吉」のモデルとなった斎藤きちの誕生日。この日にあわせ「幕末お吉研究会」は、お吉供養の石仏が建つ下田市高馬の傾城塚で「お吉慰霊祭」を開く

 ▼研究会の杉本武代表は、この石仏の存在・由来を端緒に「お吉物語」が作られた過程を明らかにした上で、お吉の実像に迫った。その研究成果は、著書「安直楼始末記」や「唐人お吉を作った男たち」などに詳しい

 ▼一般的に知られる「お吉物語」は、侍妾[じしょう]としてハリスに仕えたことから、人々に“唐人”とさげすまれて身を持ちくずし、稲生沢川で入水した―というもの。だが、これは戦前の小説や芝居などに描かれた虚構である

 ▼実像は、胃潰瘍[かいよう]を患っていたハリスの看護のために仕え、新たな時代の幕開けに協力した誇るべき女性だ。お吉研究の草分けとして知られる村松春水は、お吉について、火の玉市兵衛と呼ばれた父親譲りの気っ風のいい女で、玉泉寺へ奉公する際にも「異人だって人。とって食われるわけではない」と快諾した、と明記している

 ▼お吉については、かの桑田佳祐さんも興味を抱き「唐人物語」という名曲を作っている。伊豆急下田駅の発車メロディーに使えれば、新「お吉」ブームの起爆剤となる。

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