1面コラム 潮の響=灯台

2018年12月16日

 伊東市の城ケ崎海岸の門脇崎に夜明けを見に行った。日の出前とあって、伊豆大島の町の明かりがはっきりと見えた。中にひときわ強く光る明かりがあった。伊豆大島灯台だった

 ▼灯台の光の色や光り方を「灯質」といい、それぞれで異なる。だから他の灯台や町の明かりとはっきり区別できる。公益社団法人「燈光会」のサイトに載っていた。伊豆大島灯台は「群閃[せん]白光毎30秒に3閃光」。群閃光は、決まった間隔を置いてピカッピカッと2回以上光るものをいう。確かにそのように光っていた

 ▼門脇崎にも灯台はある。参観できるので昼間はいつも観光客でにぎわっている。灯質は「単閃白光毎10秒に1閃光」。すぐ横で光っているので、迫力があった

 ▼こちらから見えるのだから、伊豆大島からも門脇灯台の光が見えるに違いないと考えた。海を隔てて互いに灯台の光を眺めるなんてロマンチックだ。夜明け前、「あんこさん」はまだ寝ているかもしれないけれど

 ▼これから空気が澄んでくると、房総半島がはっきりと見えることがよくある。そんな夜には、房総の灯台の光が見えるかもしれない。房総半島南端に立つ洲埼灯台の灯質は「単閃白赤互光毎30秒に白1閃光赤1閃光」。気にしていたい。

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