1面コラム 潮の響=伊豆市とグアムの恋人岬が姉妹提携30周年

2018年11月05日

 グアム島の「恋人岬」は悲恋の伝説が残る景勝地で、晴れた日にはタモン湾を見渡せ、同島を訪れた観光客なら一度は立ち寄ったことがある名所だ。同名の岬が伊豆市西南部の小下田にあり、このほど姉妹提携30周年を迎えた

 ▼伊豆市の恋人岬は、昔からそう呼ばれていた訳ではない。以前の名称は「廻り崎」で、旧土肥町が1982年、小下田地区活性化のため富士見遊歩道を整備した。当時、見学した外部有識者の「景観がグアムの恋人岬に似ている」との助言で命名したのが始まりという

 ▼その後、有識者の協力で演出として「お米・福太郎」の恋人伝説を創作。土肥温泉旅館協同組合が物語に登場する「ラブコールベル」を岬先端に設置するなど、観光地として売り出した

 ▼さらに芸能人同士の恋人宣言にヒントを得た「恋人宣言証明書」の発行や各種イベントなどが注目を集めてマスコミに取り上げられるようになり、人気スポットに成長したという

 ▼もう一つ、人気に火を付けたものがある。それは漫画。86年、月刊マーガレットの「ホットロード」に登場し若い女性に周知された。70年代、グアムの恋人岬が「愛と誠」で紹介され、人気を博したのと似ている。当時から漫画は有力な宣伝媒体だ。

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