1面コラム 潮の響=きょう70周年、創刊の精神忘れずに

2018年10月22日

 「市民の代わりに語り世の中の真相を伝える新聞」−。本社が発行する伊豆新聞、熱海新聞、伊豆日日新聞の原点である「伊東市民新聞」の創刊号題字下に刻まれたキャッチコピーだ。伊東市をエリアとする週刊でタブロイド判2ページの小さな新聞だったが、強い決意を示していた

 ▼創刊は1948(昭和23)年10月22日。終戦から3年余り、まだ連合軍統治下で、帝銀事件、太宰治の入水自殺、「湯の町エレジー」ヒット、ガンジー首相暗殺、ベルリンの壁建造の年。韮山高校が全国高校バレーで優勝し連覇の口火を切ったのも同年だ。きょうで創刊70周年を迎えた

 ▼編集印刷発行人だった佐藤千春氏は本社50周年記念誌でこう回想した。「最初『市民新聞』と名づけたのは、単に伊東市民の新聞という意味ではなかった。『世界市民』という言葉を念頭においていた」

 ▼題字横には「目標」として「(1)市民の手による明るい市政(2)働く者で産業復興(3)自由で健康な文化の発展」とある。初めての民主的な町づくりで、役割を果たす意気込みを表していた

 ▼以来、紙齢を重ね70年。読者、広告主ら支えてくれた皆さんのおかげだ。深く感謝するとともに、いま一度、創刊の精神を胸に刻み付けたい。

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