1面コラム 潮の響=キャッシュレス決済

2018年10月21日

 財布に小銭をためたくないので買い物の際はなるべく硬貨を使うようにしている。例えば406円を支払う時、ぴったりなかったら、500円でなく511円出す。お釣りは94円でなく105円になり、受け取る硬貨が少なくなる

 ▼先日、新幹線こだまで東京に行った。小田原駅で後続の列車の通過を待つため5分間ほど停車した。窓の横がちょうど売店だった。買い物をする人たちを何の気なしに見ていて驚いた。現金で支払う人が一人もいなかったのだ

 ▼ペットボトル入りの飲み物を購入した人が5人いた。そのうち4人がスマートフォン、残りの1人がICカードで代金を決済していた。東京駅の改札でも、多くの人がICカードをかざしていた

 ▼気付かないうちに、キャッシュレス決済がどんどん進んでいるようだ。国も利用率を高める方針を打ち出している。来年10月の消費税率10%への引き上げに伴う影響緩和のため、中小店舗でキャッシュレス決済をした人に2%分のポイントを還元するのも、その一環だという

 ▼やがて伊豆地区の商店でも、キャッシュレス決済が当たり前になるのかもしれない。時代の流れだろうが、財布の小銭を減らす“技”を使う機会が減るのは、少し残念だ。

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