1面コラム 潮の響=観光客参加型の祭りへ

2018年10月10日

 伊東市内の秋祭りに参加した。町内の山車の引き手として、2日間にわたり市街地を練った。圧巻だったのは「伊東温泉さんやれ祭り」。会場となった市道のJR伊東駅前−スクランブル交差点は約20台の山車が繰り出し、見物人を含め多くの人でにぎわった

 ▼すれ違う山車の引き手には知り合いがいて、言葉を交わしたり、握手をしたり。満面の笑みから、祭りを楽しんでいるのが一目で分かった。地元の先輩が言っていた「やらされているんじゃなく、好きでやってる。だから楽しいんだよな」の言葉が的を射ていると実感した

 ▼今年は市外の人や観光客など、希望する人が山車を引けるようにした。実行委員会関係者と立ち話をしたが「自分だけで10人ほどは案内した」と言っていた。外国人が楽しそうに山車を引く姿を見て納得した

 ▼近年は観光名所などを見るだけでなく、旅先で実際にイベントを楽しむ「体験型イベント」が人気を集めている。その土地でしか体験できない独自性があるならなおのこと、外国人を含めた観光客に支持されるに違いない

 ▼太鼓、笛の演奏が鳴り響き、熱気あるさんやれ祭りを一人でも多くの人に体感してほしい。観光面で活用できれば、誘客の好材料になる。

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