1面コラム 潮の響=切り札はアクティブシニアの活躍

2018年09月17日

 今年6月、袋井市のエコパ・アリーナで開かれた小田和正さんのコンサートに出掛けた。約1万人のファンに小田さんは「わざわざ老人に会いに、こんな辺ぴな所まで来ていただいて…」と感謝の言葉。御年70歳だという

 ▼休憩をはさんで約2時間半、白いTシャツにブルージーンズを着て、ギターやピアノを弾きながらヒット曲を次々披露、時に客席の間を歩きながら歌いファンを喜ばせた。アンコールにも2回応える精力的なステージは、年齢をまるで感じさせなかった

 ▼三十数年前、伊豆地区の高齢化率(総人口に占める65歳以上の割合)は高く、30%を超える日は近い−などと言われたが、今年4月1日現在では、8市町が40%超え。最も高い西伊豆町は48・7%、2位の熱海市は46・3%に上る

 ▼この傾向は全国的で今後も続き、労働力不足は社会問題になっている。政府もようやく、希望すれば70歳まで働けるよう雇用継続義務付け年齢(現行65歳まで)を見直す検討に入ったという

▼小田さんの例を挙げるまでもなく、60代、70代の多くは若々しく、まだまだ働けるし、意欲もある。労働力問題を解決するには、元気な高齢者「アクティブシニア」に活躍してもらう以外考えられない。

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