1面コラム 潮の響=北海道地震、現地の生の声

2018年09月13日

 マグニチュード6・7。北海道胆振東部地震の規模を示す数値だけを見れば、東日本大震災の9・0とは大きな差がある。が、震源に近い厚真町は震度7を記録、地形が変わるほどの土砂崩れが起き、山裾の家々をのみ込んだ光景は衝撃的だった

 ▼発生直後、道内全域296万戸が停電する「ブラックアウト」状態となり、札幌市南部の清田区の新興住宅地では、液状化により道路が波打ち住宅にも被害が出た。同区に隣接する厚別区青葉町に住む木村貞久さん(60)=三島市青木出身=が、発生から数日間の様子を伊豆日日新聞に寄せた

 ▼発生した6日午前3時8分、木村さんは「いきなり、ドドドッと縦に激しい揺れで目が覚めた」「(余震で)揺れている最中に停電し、真っ暗になった」という

 ▼また交通や流通がまひした同市街の様子もリポート。「国道12号の信号機は約半分が消灯、街路灯も」「スーパー、コンビニ、ガソリンスタンドには長い行列」「乾電池やガスボンベ、食料品などは売り切れ」

 ▼木村さんは「地震そのものより停電が生活の負担となった」「今までいかに、無意識に電気に頼っていたかがよく分かった」と締めくくった。行間に「もし冬に起きたら…」との恐れも感じられた。

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