1面コラム 潮の響=2100年の天気予報

2018年09月11日

 暑さの夏もようやく終わりが見えてきたようで、日中の残暑はまだ厳しいものの朝夕はひと頃に比べてずいぶんと涼しくなった。暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものだ

 ▼夏が終われば秋が来る。これが当たり前だと思っているが、やがてそうではなくなるのかもしれない。環境省などが制作した動画「2100年未来の天気予報」を見て思った

 ▼〈高知県四万十市で44・9度、名古屋で44度、東京でも43・6度と記録的な暑さ…〉〈この暑さの影響で、熱中症により全国12万人が病院に…〉〈真夏日は大阪で4カ月半、東京で3カ月半連続となっている…〉

 ▼動画は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「現状を上回る温暖化対策を行わない場合に、世界の平均気温は21世紀末で4・8度上昇する」というシナリオに基づいて作られた。今夏の酷暑を体験すると、あり得ない話ではないと恐ろしくなる

 ▼先日、伊東商工会議所に行ったら、リーンリーンという鈴虫の美しい声が出迎えてくれた。旅館「陽気館」社長の稲葉悦一さんが、自分で殖やして毎年届けてくれるのだという。夏が終わって秋が来て、セミに代わって鈴虫が鳴く―。美しい日本の四季がいつまでも続くことを願う。

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