1面コラム 潮の響=きょう月遅れの盆の送り火

2018年08月16日

 「伊東の灯籠流しをテレビのニュースで見たけど、灯籠が色とりどりの行灯[あんどん]のようでびっくり。川を流れていく様子がすごくきれいだった。うちの町のとは全然違う」と友人に言われた。伊東で生まれ育ったため当たり前だと思っていたが、他地区の人には新鮮に映るようだ

 ▼伊東の灯籠流しは今年、台風接近のため1日順延され9日に行われた。市中心部を流れる松川から海へと約2千個を流す。同市最大のイベント按針祭の一環で観光的色彩が強く、他地区のものとはイメージが異なる

 ▼灯籠流しは先祖や新盆を迎えた人を供養する送り火行事で、月遅れ盆の地域では最終日のきょう16日に行われることが多い。今晩、熱海市多賀地区である「百八体流灯祭」も同様だ

 ▼送り火といえば京都・五山の大文字焼きが代表格だが、伊豆地区でも三島市で三島夏まつり(現・三嶋大祭り)のイベントとして行われていた。現在は実施されておらず残念

 ▼送り火行事はしばしば「厳か」「幻想的」などと表現される。さだまさしさんの歌で有名になった長崎の「精霊流し」は、曲調から“静かでもの悲しいイベント”かと思ったら、実際は爆竹が鳴り響くなど「華やか」。ところ変われば先祖送りも変わる?

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