1面コラム 潮の響=猛暑

2018年07月27日

 41・1度―。埼玉県熊谷市で23日に記録した史上最高気温である。「酷暑」と伝える新聞もあった。気象庁は同日の臨時記者会見で「命に危険がある暑さ。一つの災害と認識している」との表現で猛暑への警戒を強く促した

 ▼報道によれば、連日の猛暑により全国で90人以上が熱中症で命を落としている。気象庁の見解に関係なく、れっきとした自然災害と言っていいだろう

 ▼熱海市内でも7月に入って熱中症の症状を訴えて救急搬送された人が急増している。市消防署によると、23日現在その数は21人と昨年同期の6人から3倍以上に増加。死者・重症者こそないが、半数超の13人が65歳以上で、体力のない高齢者、子どもらの命が危険にさらされていることを示している

 ▼気象庁網代観測点では今夏、猛暑日はまだないが、24日までの7月の平均値で日平均気温が27・7度、日最低気温が24・9度といずれも7月としては観測史上最高、日最高気温が31・7度で同2位となっている。気温の高い状態は8月上旬まで続く見通しで、文字通り記録的猛暑に見舞われている

 ▼地震や豪雨災害で叫ばれるわが身を守る自助。自然災害となった現在の猛暑では、まさに命を守る判断と行動が求められている。

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