1面コラム 潮の響=韮山反射炉が世界遺産登録3周年

2018年07月12日

 伊豆の国市の県立韮山高1年生は、入学後間もない時期にある春の遠足で「韮山史跡巡り」を行う。創立記念の総合学習の一環で、同校周辺に点在する史跡や、学祖・江川太郎左衛門英龍(坦庵)ゆかりの地などを徒歩で巡るという

 ▼訪れる場所は、国指定史跡の韮山反射炉(中)をはじめ、重要文化財の江川邸(韮山)、国宝の仏像3体がある願成就院(寺家)など。江川家の菩提寺・本立寺(金谷)では坦庵らの墓参りもする。学校周辺の散策ではあるが、貴重なスポットばかりで、ぜいたくな遠足だ

 ▼韮山反射炉が先日、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として世界文化遺産に登録されてから3周年を迎えた。記念式典で、東進ハイスクール講師で歴史コメンテーターの金谷俊一郎さんが講演、同反射炉の歴史的価値などを解説した

 ▼しかし登録1年目に75万人あった入場者は、3年目には26万人と減少傾向にあり、小野登志子市長は、修学旅行の誘致に活路を見いだしたい意向だ。遅きに失した感はあるが、ぜひ実現してほしい

 ▼史跡巡り遠足は長い歴史があり、その思い出を語る卒業生は多い。こうした人たちが自主的な観光大使となり、価値や魅力を発信してくれれば効果は大きいだろう。

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