1面コラム 潮の響=記録的な豪雨

2018年07月11日

 活発な梅雨前線の影響による西日本を中心とした記録的な豪雨は、100人を超す犠牲者を出し、今なお多くの人の安否が不明のままだ。まるで鋭利な刃物で切られたような山肌、氾濫した川の水が屋根まで達した住宅などを見るにつけ、言葉を失う

 ▼以前は長時間降り続いた雨で地盤が緩み、土砂崩れや土石流を起こした。近年は短時間で大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」も起き、避難する間もなく山が崩れ、土砂が住宅をのみ込む

 ▼土砂災害特別法で、土砂災害が起きた場合、生命や身体に危害が生じる恐れがある区域を「警戒区域」、警戒区域のうち建築物に損壊が生じ、生命、身体にも著しい危害が生じる恐れがある区域を「特別警戒区域」に指定している

 ▼伊豆地区にはこの二つの区域が多く存在する。県によると、警戒区域だけで賀茂6市町で1908カ所、熱海、伊東両市で566カ所、三島、伊豆、伊豆の国、函南の4市町で1268カ所に上る(2月16日現在)

 ▼土砂崩れや土石流などから身を守るには、ハザードマップ(防災マップ)を活用し、事前に自宅周辺の状況を把握しておくことが大事だ。家族と避難する場所、経路を確認し、迅速に避難できる態勢も整えておくべきだ。

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