1面コラム 潮の響=もうすぐ熱海こがし祭り山車コンクール

2018年07月03日

 梅雨の晴れ間を縫うように、街のあちこちに仮設の山車小屋が建つ。熱海の市街地を車で移動中に目にするたび、「熱海こがし祭り・山車コンクール」が近づいていることを実感する。各町内会が小屋の中で、山車に趣向を凝らした装飾を施すのだ

 ▼7月に入り、子どもたちの太鼓練習も始まった。コンクール本番、山車に乗り込んでお囃子[はやし]を奏でるため、夜ごと集まりばちを振るう。見守り、指導に当たる父母や地域の大人たちと触れ合う光景は何度見てもほほ笑ましい

 ▼こがし祭りは来宮神社例大祭の別名で、合わせて開かれる山車コンクールは泉都の夏の一大イベント。「平成」として最後の今夏、50回の節目を迎え、フィナーレに記念の花火が打ち上がる

 ▼1950年の熱海大火で自慢の木彫り山車を焼失し、その後装飾山車を巡行する町内会が出てきた。やがて時世を反映した装飾などで競い順位を付けるようになった―と先日、同神社の雨宮盛克宮司から歴史の一端を聞いた

 ▼熱海っ子が熱く燃える夜は15、16日。今年は3連休と重なりにぎわいが期待される。準備の進展とともに日に日に高まる祭りムードを楽しみながら、世代を超えたつながりが育まれていく光景を見つめたい。

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