1面コラム 潮の響=飛躍へ新たな魅力の創出

2018年05月09日

 大型連休中、伊東市内の観光スポットや観光施設で行楽客に話を聞く機会があった。訪れた理由や宿泊数、何人で来たのか−などを尋ねても嫌がらず、笑顔で対応してくれた

 ▼温泉好きという神奈川県茅ケ崎市の60代夫妻は、ある旅館の露天風呂がお気に入り。今では月に一度、そこを拠点に市内散策を楽しんでいるという。厚木市の親子4人は近場を理由に訪れ、初の地引き網体験を満喫した

 ▼伊東市観光課がまとめた「2016年度伊東温泉観光客実態調査報告書」によると、旅先に伊東を選んだ理由として、温泉での保養とおいしい食事の二つで4割以上を占めた。ほかに、適度な距離感、自然景観を見るため、泊まりたい旅館がある−などが上位に並ぶ

 ▼割合に多少の上下はあるものの、15年度も傾向は同じだった。上位の理由は以前から言われてきたことであり、今も変わっていない状況をどう見るかで今後の取り組みも変わってくる

 ▼従来の支持層をしっかりと押さえている一方で、新たな魅力を発信できていないとも分析できる。さらなる飛躍には、調査で下位にある「ジオサイト見学」や「体験(陶芸など)」「マリンレジャー」を強く打ち出して、伊東の魅力の幅を広げたい。

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