記者コラム=下田と「こっくりさん」

2018年05月08日

 下田は「こっくりさん」発祥の地らしい。明治の哲学者・井上円了の「妖怪玄談」によると1884(明治17)年、船の破損で下田に寄港した米国人船員が行った占い術が始まりだという。

 行われたのは西洋で流行していた「テーブル・ターニング」と呼ばれるものだ。机が回ったり傾いたりして占うもので、下田の人は机の動きから「狐狗狸(こっくり)」と名付けた。当時の下田は海運の要衝で、船頭が太平洋側の港町に広げたとされる。

 小学校で盛んに行っていた怪しい占いが、まさか開国のまちの日米交流の産物とは思わなかった。日米交流といえば黒船祭は18日から始まる。こっくりさん、今年の天気はどうでしょうか。 (航)

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