1面コラム 潮の響=大相撲の土俵と女性

2018年04月12日

 「女性は土俵を下りてください」−。この場内アナウンスをニュースで聞いたとき「物議を醸す」と感じた人は多かっただろう。ことは人命に関わる場面だったからなおさらだ。案の定、大相撲の「土俵と女性」をめぐる問題は再燃した

 ▼過去にも問題になった。思い出されるのは1990年に森山真弓官房長官が内閣総理大臣杯を、2000年には太田房江・大阪府知事が府知事賞を土俵上で授与したいと申し出たケース。いずれも日本相撲協会に断られ実現しなかった。しかし、今回は米国の有力紙にも「女性差別を象徴する事例」として報道されたという

 ▼先日あるセミナーで講師のクックランド会長・遠藤一郎さん(下田市)が講演し「伝統」や「しきたり」について触れた。「最初、しきたりには意味があったが、次第にそれを知る人が少なくなり、意味も分からず守ることが伝統のようになっていることがある」

 ▼話は一般論だったが、大相撲の状況に近いように感じた。「女人禁制」に合理的な理由があるとは思えない。今こそ時代に合った「しきたり」に変える時ではないか。女性首相が誕生して慌てないように

 ▼「女人禁制」は残念ながら身近にもある。改善に向かうべきだと思うがどうか。

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