1面コラム 潮の響=高齢者の運転免許返納

2018年04月11日

 伊東市内を車で通勤途中、前を走行する車が不安定な運転をしていた。中央線のない狭い道を右寄りに走ったり、歩行者を避けるのに大きくハンドルを切ったり。揚げ句に方向指示器を出さず、進入禁止の標識が立つ一方通行を逆走した

 ▼幸い、車が来ることなく事なきを得たが、後ろを走行していてハラハラした。高齢運転者標識は付けていなかったものの、運転していたのは高齢男性だった。2日前のことだ

 ▼誰もが認めたくはないが、年齢を重ねるにつれて運動能力は低下し、反射神経や判断力は鈍る。運転に支障をきたすならば、運転免許の返納も考えなければいけないだろう

 ▼伊東市によると、返納者に交付する2017年度の運転経歴証明書発行者数は前年度比13人減の231人。警察庁の17年版運転免許統計では、65歳以上の申請による運転免許取り消し件数は全国で40万4817人(前年比7万7188人増)、本県は1万5504人(2608人増)だった

 ▼高齢化率の高い伊豆は高齢の運転者も多い。危険な運転で事故を起こし、取り返しのつかない事態になってからでは遅い。過信することなく、周囲の意見にしっかりと耳を傾け、時には運転を諦める決断をすることも必要だ。

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