1面コラム 潮の響=七十二候

2018年04月09日

 立春、雨水[うすい]、啓蟄[けいちつ]、春分、清明[せいめい]、穀雨[こくう]―。二十四節気のうち、春に分類される六つだ。陽気に誘われて虫が動き出す「啓蟄」、穀物を潤す雨が降る「穀雨」など季節の移り変わりをよく表している

 ▼この二十四節気をさらに細かく分けたものに七十二候[しちじゅうにこう]がある。詳しく知りたいと思い、伊東市立図書館で「日本の七十二候を楽しむ」(東邦出版、白井明大・有賀一広)を借りた

 ▼折々の花や生き物や自然現象を短い言葉で表現している。1年を72に分けてあり、およそ5日ごとに新しい候が回ってくるのでにぎやかだ。3月から4月にかけては「雷乃[かみなり]声[こえ]を発[はっ]す」(3月30日~4月3日ごろ)、「玄鳥[つばめ]至[きた]る」(4月4~8日ごろ)、「鴻雁[がん]北[きた]へかえる」(4月9~13日ごろ)などがある。「蛙[かえる]始めて鳴く」(5月5~9日ごろ)で夏が来る。昔の人は季節の変化に敏感だったとつくづく思う

 ▼先月、伊豆市の旧湯ケ島小校舎が、市民活動センターへの改修工事前に一般公開されたので見に行った。木の廊下のワックスの匂いや理科室のタイル張りの流しが懐かしかった

 ▼校舎を出たら、ツバメが空を飛んでいた。七十二候に照らすとちょっと早い。改修前の校舎を一目見ようと、慌てて渡ってきたのだろうか。

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