1面コラム 潮の響=スイカとトイカのまたぎ利用

2018年04月02日

 先ごろ自宅を片付けていたら、たくさんのテレホンカードに交じって数枚の「オレンジカード」が出てきた。JR各社で切符の購入に利用でき、今は販売が終了した磁気式プリペイドカードで、発売間もない1986年ごろ、地元駅のセールスで購入した物だった

 ▼当時は全国を網羅する国鉄時代。全国各地の駅などで購入・利用できた。87年に国鉄が分割民営化され、2000年代にJR各社の「スイカ」「トイカ」などのICカードにとって代わられた。しかし、一部ICカードはJR各社をまたいで利用することができない不便さがある

 ▼先日、熱海、伊東両市長らが国土交通省、JR東日本、自民党本部に、またぎ利用が可能になるよう要望した。応対した副大臣はシステム上の困難さを説明したというが、東京五輪・パラリンピックも控えているため、ぜひ実現してもらいたい

 ▼考えてみれば、熱海駅−函南駅間に「境」を勝手に設けたのは当時の政府だ。時代とともに技術革新が進めば利便性が増すのが普通だが、この点の改善は見られない

 ▼伊豆地区は電力は東、電話は西など狭間にあるが、これらに不便はない。スイカ、トイカ問題も境を作った者の責任として、早期の解決を強く望みたい。

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