1面コラム 潮の響=オレンジゾーン指定

2018年04月01日

 伊豆市土肥地区の沿岸部が、津波災害特別警戒区域(オレンジゾーン)と津波災害警戒区域(イエローゾーン)に指定された。オレンジゾーン指定は全国初とあり、多くのメディアで取り上げられた

 ▼指定は地域の安全性を高めるのが目的。オレンジゾーンは区域内の社会福祉施設や学校、医療施設は新築、建て替えの際、床面を津波の予想水位より高くすることが求められる。イエローゾーンは警戒避難体制の整備を促す

 ▼県は「地震・津波対策アクションプログラム2013」で、23年度末までの沿岸21市町のイエローゾーン指定を目標に定めたが、伊豆市が東伊豆町、河津町に次いで3番目。現時点では指定の利点がないため、県は国と連携した支援策も検討するという

 ▼危険性が高い区域と誤解されることも指定が進まない理由だろう。伊豆市も観光面への風評被害を心配し「海のまち安全創出エリア」「海のまち安全避難エリア」という愛称を決め、積極的に防災対策に取り組んでいる地域としてPRに力を入れる

 ▼これから指定地域が増えれば、正しい理解が進むと思う。伊豆の他市町も検討してはどうか。伊豆半島全体で津波対策を進めているとアピールできれば、より宣伝効果がある。

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