1面コラム 潮の響=動く島、動かない島

2018年01月06日

 毎朝、伊東から下田まで車で通勤し、伊豆七島を眺めている。天気によっては遠くに見えたり、近くに見えたりすることはもちろん、車内から見る角度によっては島が動いているように感じる

 ▼国道135号を南下すると、伊東市南部の赤沢交差点辺りで伊豆大島が見えてくる。左手やや後方、伊東の沖合にあるような感覚だが、その先の東伊豆町大川では真横に見える

 ▼一般的に考えれば、伊東から離れているのだから、さらに後方に見えなければならないが、まるで島が追いかけて来たような錯覚にとらわれる。その先も車の移動に伴い、島は正面、真横、後方へと不規則に“移動”する

 ▼伊豆大島は、東伊豆町稲取の南東約25キロの海上に位置し、海岸線長はほぼ南伊豆町と同じ52キロ。約30キロ離れた大川海岸と下田市白浜海岸から望む伊豆大島は、正面に元町の街並みが見えるほぼ同じ姿。それほど島が大きい証しで、逆に多少の対岸移動ではどっしり構えて動かない島ともいえる

 ▼その伊豆大島の一大イベント「第63回椿[つばき]まつり」(1月28日~3月25日)PRのため、きのうキャラバン隊が伊豆入りした。チャンスがあれば椿とともに、今度は伊豆大島から望む伊豆半島の姿をじっくり眺めてみたい。

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