1面コラム 潮の響=「チバニアン」に見物客が殺到

2017年11月27日

 20日付本欄で、千葉県市原市の地磁気反転地層が「チバニアン(千葉時代)」と名付けられ、地質年代に刻まれることが内定、内外から注目されるのは必至だ−と推測した。しかし一般の関心は想像以上だった。平日でも見学者が殺到し、土・日曜日はかなりの混雑だという

 ▼地球は北極をS極、南極をN極とする大きな磁石になっているが、それは普遍的ではなく、少なくとも11回は逆転し、市原市の地層には77万年前の最後の逆転の証拠が残っている。来年にも、中生代の白亜紀やジュラ紀などと並ぶ新生代の第四紀更新世に、その名が登場する見通しだ

 ▼報道によると、内定が伝わった直後から見学者が増え、足場の悪い川沿いをたどたどしい足取りで地層に向かった。市は臨時駐車場を設け、無料シャトルバスを運行して対応しているという

 ▼翻って伊豆半島ジオパークを考えると、大室山や城ケ崎海岸、石廊崎、堂ケ島、浄蓮の滝など見どころは多い。観光スポットとしては以前からメジャーでも、ジオサイトとしての人気はまだまだだ

 ▼われわれは韮山反射炉が世界文化遺産に内定した時、ブランド力の強さに目を見張った。「チバニアン」はそれ以上かも。伊豆ジオにも強力なブランドが欲しい。

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