1面コラム 潮の響=家事の分担で生活に幅

2017年10月30日

 女性が結婚を機に退職し家庭に入る、いわゆる「寿退社」は昔の話。結婚・出産を経ても、一定期間の育児休暇を経て職場に復帰するのが当たり前の世の中になった。同時に家事や育児は夫婦が協力、分担して行うのが、今は普通だ

 ▼身内の30代前半の夫婦を見ても、1歳の子どもを保育園に預け正社員として共働きで、保育園の送り迎えや、炊事、掃除などの家事は当番制だ。今の家庭の在り方はこんな感じらしい。年配者の意識とは隔たりがある

 ▼南伊豆町蛇石に住む伊藤正剛さん(74)も、家事は妻に任せっきりだった。だが先日、必要に駆られ布団の襟カバーを取り替える「針仕事」に取り組んだ。その時の様子や感想を、29日付「伊豆のひろば」に寄せた

 ▼伊藤さんは元小学校教員で、20年前に退職し川崎市から移住した。家事はバングラデシュ人から教わったカレーを作るぐらい。裁縫は小学校の家庭科授業以来で苦戦の末、カバーが完成したという。取材に対し「何とも言えない爽快さを感じ、達成感があった」と話した。投書には「自分自身の中にも新しさを感じた」とも

 ▼家事の分担は、若い世代には必然的な流れだが、年配者にとっては生活の幅を広げるきっかけになるかもしれない。

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