1面コラム 潮の響=自然再生エネルギー

2017年10月20日

 熱海市が自然景観の保全を図る市風致地区条例の許可等審査基準を一部改正した。市内で計画案が相次ぐ大規模太陽光発電施設などの大型工作物に対し、建築物と同等の基準を新たに設け、開発に一定の歯止めを掛けるのが狙いだ

 ▼同市には現在事業区域が1ヘクタール以下の届け出が4件、同以上の相談が2件あるという。すでに開発が始まった下多賀の予定地では計画区域を越えた森林伐採の事実が判明し、行政指導で工事が一時ストップしている

 ▼再生可能エネルギーは東京電力福島第1原発の事故がきっかけとなり、国の支援もあって全国各地で建設が相次ぐ。ただ、適正な規制が整わない自治体もあり、各地で自然環境や景観、防災面の問題をもたらしている

 ▼伊東市では伊豆半島ジオパークのシンボル的存在である大室山にほど近い山林約100ヘクタールを開発するメガソーラー計画に住民が反対運動を展開している。市長、県知事も反対を表明しているが、事業者は市長の中止申し入れにもかかわらず建設推進の姿勢を崩していない

 ▼自然環境を破壊する再生可能エネルギーは本末転倒と言わざるを得ない。地方自治体は法的拘束力を伴う条例による規制など、自衛措置を早急に整備する必要がある。

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