1面コラム 潮の響=敬老の日に思う

2017年09月18日

 高齢者と呼ばれる年齢に近づいてきたためか、物忘れの多さが気になる。以前は友人と「認知症かも?」と冗談を言っていたが、今は笑ってもいられない

 ▼「約束した時間を忘れてしまった」「何を食べたか思い出せない」「印鑑をどこにしまったか忘れた」−。誰にもありがちなことだが、これは加齢による物忘れ。ところが認知症による物忘れは「約束した」「食べた」「印鑑をしまった」こと自体を覚えていられないのが特徴という

 ▼私事だが、現在87歳の母は認知症で「要介護5」の状態だ。発端は70歳頃で、物忘れが多く見られ、何度も同じ物を買ってきたり、いつも「財布がない」と言って捜していたり…。しばらくして大学病院の物忘れ外来を受診、認知症と診断された

 ▼今は家族の顔や名前も分からず、特別養護老人ホームのお世話になっているが、ある程度、自宅で普通の生活が送れたのは、早期に受診し、進行を遅らせる薬を処方してもらったおかげと思っている

 ▼厚生労働省の資料によると85歳以上の4人に1人が認知症という。高齢化率が全国平均を上回る伊豆地区では、有病率はさらに高いとみられる。「敬老の日」を迎え、認知症患者や家族を支える社会の大切さを改めて感じる。

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