1面コラム 潮の響=伊豆市の学校問題

2017年09月03日

 伊豆市立土肥小と土肥中を統合して来年4月に開校する新校種・義務教育学校の名称が「土肥小中一貫校」に決まった。市教育委員会は昨年12月、校名を「土肥海の恵学園」に決定したが、保護者から異論が出たため再検討していた

 ▼校名は市民や卒業生らから募集し、107種類の応募があった。設立準備委員会が5候補に絞り、市教委が最終決定した。応募数の多さではなく、「新学校の理念に合致している」「地理的イメージが湧きやすい」など4項目の基準で決めた

 ▼合併した4町のうち、土肥地区は唯一海に面している。校名で「海の恵」を強調しようとしたが、保護者はオーソドックスな名前を望んだ。校名にはならなかったが、市教委は、新学校の教育の中で海の大切さを教えるという

 ▼土肥を除く修善寺、中伊豆、天城の3中学校については、市教委が教育振興審議会を立ち上げ、在り方を諮問した。3校統合、地区ごとの小中一貫校、現在のまま存続など、あらゆる角度でより良い中学校環境を検討する

 ▼生徒数減少、校舎老朽化、地域の衰退、市の財政などさまざまな事情が絡む学校問題に“満点”の答えはない。だからこそより多くの声を聞きながら進める必要がある。

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