1面コラム 潮の響=地域活性へ注目の伊豆八十八霊場

2017年08月05日

 伊豆霊場振興会(遠藤貴光会長)が近年、伊豆八十八カ所霊場の巡礼環境を整え、寺院や交通機関などと協力した復活プロジェクトが始まっている

 ▼伊豆霊場は、伊豆半島の真ん中の天城から始まり、三島へ北上、熱海に抜け、東海岸を南下、西海岸を北上し、修禅寺で結願する。伊豆13市町にまたがり、総行程は四国(1200キロ)の5分の2弱の444キロ

 ▼21番札所の龍沢寺の参道に天保15(1844)年の巡礼記念碑が建ち、その歴史は少なくとも173年前にさかのぼる。明治時代に栄えたが、昭和に入って衰退し、1975年に振興会が発足した後も巡礼者は大きく増えることはなかった

 ▼お遍路というと、懺[ざん]悔[げ]や修行というイメージがあるが、本来は自然や温泉、グルメなどを楽しみながら祈願して巡る旅という。年間15万人が訪れる四国では、徒歩は全体の1%にも満たず、団体ツアー、自動車、自転車を利用し、気軽に観光、健康、信仰を楽しんでいる

 ▼伊豆はこうした巡礼者を迎え、楽しませる全ての条件が整っている。外国人の人気も高く、東京五輪(自転車)やジオパークの見どころとなるジオサイトなどと絡め、今こそ伊豆全体に広がる歴史文化資源を生かすチャンスだ。

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