1面コラム 潮の響=灯台もと暗し

2017年08月02日

 「灯台下暗し」は、人が身近なことに意外と気が付かないというたとえである。故事ことわざ辞典は、「灯台」は油の入った皿に芯を浸して火をともす燭台であり、周囲を明るく照らすが、真下は影になっていて暗い、と解説する

 ▼伊東市の小野達也市長が市民と直接対話する「タウンミーティング」がスタートした。市長選時の目玉施策であり、市民の声を市政に反映させるのが狙いだ。初回は湯川・松原地区を対象に実施し、多くの住民がさまざまな意見・要望を述べた

 ▼その中に、観光振興に絡めて「降りて海が見える駅はそうはない」という声があった。確かにJR伊東駅を降り改札を出ると、左手に海が見える。当たり前の景色と思っていただけにハッとした

 ▼近年、伊豆半島の観光資源の掘り起こしが叫ばれている。眠ったままになっている観光的に価値のあるものを探し出すことだが、言葉で理解はしていても、いまひとつピンとこなかった

 ▼旅の楽しみの一つは「非日常」であり、住民の日常が観光客には「非日常」の場合もある。タウンミーティングの声は、観光客の目線に立つ大切さを教示した。当たり前と思っている地元感覚をなくしてこそ、“お宝”は見つかるのだろう。

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