1面コラム 潮の響=熱海名物の海上花火大会

2017年08月01日

 夜空を彩る大輪が海面に映る光景が美しい。熱海温泉は三方を山に囲まれていることから、音響効果も抜群に良い。「大空中ナイアガラ」では光と音に圧倒され、結婚や誕生日を祝う「メッセージ花火」が打ち上がると、見物客から拍手、歓声が湧く。市民、観光客が感動を共有できるのも、花火の魅力なのだろう

 ▼今夏も熱海湾で海上花火大会が始まった。初日、海沿いの渚親水公園や熱海サンビーチには、早くから見物客が繰り出していた。レジャーシートを広げてくつろぐ姿があちこちで見られ、打ち上げを待つ時間も楽しんでいた

 ▼熱海名物の代表格ともいえる海上花火大会が始まったのは1952年。市観光協会によると、49年のキティ台風、50年の大火と、熱海は災害に相次いで見舞われた。町の復興に向けて努力する市民に報いるための花火だったという

 ▼その後、誘客のために、他の季節にも花火大会が開催されるようになった。今月は熱海で5、8、18、20、24日、伊豆山で3、22日、多賀で12日、網代で16日と市内各地区で相次ぐ。まさに“花火集中月間”だ

 ▼熱海温泉の伝統を受け継ぐ大会は5日。歴史に思いをはせ支えてきた人々に感謝しながら、夏の一夜を楽しみたい。

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