1面コラム 潮の響=恋しい涼感スポット

2017年07月22日

 梅雨が明け、夏本番を迎えた。と言っても伊豆地方は7月に入ってから暑い日々が続き、既に夏バテ気味の人は多いのではないか。「涼」が恋しい今日このごろだ

 ▼避暑の定番・海水浴は海に入っている時は心地よいが、日焼けし、体が火照って後のケアが大変。涼しい高山は、誰でも気軽に行くことができない、一部登山者のオアシスだ

 ▼そこで、伊豆のちょっと変わった涼感スポットを二つ紹介する。一つは観光施設「土肥金山」の観光坑道で、延長約300メートル。坑内は一年を通して18度に保たれ、電動人形で江戸時代の採掘の様子を再現している。金運のパワースポットとしても人気がある

 ▼もう一つは、川端康成の「伊豆の踊子」や松本清張の「天城越え」にも登場する伊豆市と河津町境の「旧天城トンネル」。全長445・5メートルで、中はひんやり涼しい天然のクーラーだ。1904(明治37)年に完成した珍しい切り石造りで、国の重要文化財に指定されている

 ▼このほか渓谷、川辺、滝、湖畔、高原など、伊豆には身近な涼感スポットがたくさんある。夏はまだ始まったばかり。猛暑の中、室内のクーラーで涼むばかりではなく、天然のクーラーを探し求めて出掛けてみるのも楽しい。

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