1面コラム 潮の響=若者の価値観

2017年05月20日

 損保に勤務する知人が歯止めのかからない若者の車離れを嘆いた。東京に住む別の友人は「都心ではどこに行くにも電車が早くて便利。必要なときはレンタカーで十分」と若者の心理を代弁してみせた

 ▼車だけではない。ニッセイ基礎研究所の2014年の調査によると、今の若者は物質的消費欲が薄く、バブル期に比べて被服費も縮小。30歳未満の単身勤労者の月平均被服費は男性が月平均1・1万円から5・4千円、女性が2・1万円から8・9千円に減少した

 ▼住宅メーカーからは若者のマイホーム離れを指摘する声も上がっている。一つの契機となったのが東日本大震災。家々が津波にのみ込まれる映像を目の当たりにし、若年層には多額の長期ローンを組んで購入する戸建て住宅に、夢や幸せを重ね合わせることができなくなった人もいるという

 ▼県の16年度新設住宅着工戸数によると、県内総計は過去10年で約3割減少した。伊豆地区13市町では南部地域を中心に県、東部を上回る大幅な落ち込みとなり、半減したところもある

 ▼過疎、少子高齢化、景気低迷など要因はいくつか考えられる。マイホーム購入をためらう若者もいるとすれば、多方面にわたる影響が心配になってくる。

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