1面コラム 潮の響=森の力再生事業の推進を

2017年05月13日

 税は社会のために役立っていると分かっていても、できれば少ない方が良い。しかし、この税に限っては目的も使途も効果もはっきりしており、喜んで納めたい

 ▼県が2006年に導入した「森林(もり)づくり県民税」。荒廃した森林を再生し山地災害の防止や水源かん養などの「森の力」を回復させる「森の力再生事業」の財源として使われている。県民一人年間400円

 ▼森林所有者による整備が困難で公益性、緊急性が高い森林を対象に、15年度末までの10年間で目標の1万2千ヘクタールを整備した。25年度までの10年間で1万1200ヘクタールを目標に整備する。伊豆でもこの事業で整備された竹林や広葉樹林などが目につく

 ▼下田市田牛では、海岸近くの広葉樹林1・74ヘクタールを整備した。新たに作業歩道を取り付け、大地震の際には津波避難の“命山”の役割も担う。何十年も放置され、うっそうとしていた森に光が差し、健康的な森に生まれ変わった

 ▼森林は緑のダムの働きや山崩れなど災害を防止する働き、地球温暖化の原因の二酸化炭素を吸収する働きなどがあり、整備の必要性は論を待たない。ただ、この事業による整備面積は、まだ県全体の森林の3%程度にすぎない。事業の推進が望まれる。

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