1面コラム 潮の響=寝台列車「四季島」きょう運行開始

2017年05月01日

 寝台列車に乗ったことがありますか。新幹線が開通する以前、長距離旅行の足といったら、航空機と並び主流だったが、現在、定期運行列車はわずか

 ▼筆者が初めて乗ったのは1977年3月で、上野発常磐線経由青森行きの特急「ゆうづる」の客車3段式B寝台。ベッドは及第点の広さだが、“天井”が低く、前かがみで座って駅弁を食べ、シャワーはなし。旅情豊かだが、9時間の旅は振動と音でほとんど眠れなかった

 ▼JR東日本の豪華寝台列車「四季島」がきょう、運行を開始する。10両編成で展望車、ラウンジ、ダイニングなどがある。全客室がスイートで、和室や檜[ひのき]風呂もあり、まるで動くリゾートホテル。昔の寝台列車とは別物

 ▼四季島はツアーに利用される。例えば、宮城県・松島、青森県・津軽、岩手県・一ノ関、宮城県・鳴子などを周遊する2泊3日7食付きプランは、利用人数や部屋タイプで異なるが、1人50~70万円。各ツアーとも来年3月出発分まで満室という

 ▼昨年、登場した「伊豆クレイル」のように、大型連休の大きな話題となることは必至だ。7月に伊豆急と東急電鉄が運行を開始する観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」への期待はいやが上にも高まるばかりだ。

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