1面コラム 潮の響=データ生かし観光振興

2017年03月03日

 観光地に生まれた“さが”なのか。土・日曜日や年末年始、春の行楽シーズン、大型連休をはじめ「書き入れ時」と称される時期ほど、宿泊・観光施設、繁華街などの様子が気になる。にぎわっていると顔もほころぶ。道路渋滞は歓迎しないが、主要道が順調に流れ過ぎると不安になる

 ▼“にぎわい判断”は自分の目で見た範囲の勝手な推測であり、正確さには疑問符が付く。その点、行政などが公表する観光に関する各種のデータはしっかりと数字で示され、経年との比較もできる

 ▼県が発行する「静岡県観光交流の動向」は、各市町の「宿泊客数」と観光施設、行事などへの入場者・参加者を集計した「観光レクリエーション客数」、二つを合わせた「観光交流客数」が数値化されている

 ▼最新は2015年度で、伊豆は観光交流客、宿泊客、観光レクリエーション客数とも前年度を上回った。三島スカイウォークのオープン、韮山反射炉の世界遺産登録効果などが増加要因、と県は分析する

 ▼データは活用してこそ生きる。そのためにはしっかりとした分析が重要だ。数字の増減だけで一喜一憂することなく、伸ばす点、改善点を見極める。強みと弱みを知ることが、有効な施策へと結び付く。

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