静岡新聞・SBS:MVNOとFVNOに進出 〝新たな伝達手段〟に地域情報ポータル

2017年03月05日

「@Sモバイル」と「@Sひかり」の端末が体験できる「@Sストア」=静岡市駿河区
「@Sモバイル」と「@Sひかり」の端末が体験できる「@Sストア」=静岡市駿河区

 静岡新聞と静岡放送(静岡新聞SBS)はこのほど、地域情報ポータルと携帯電話回線、光回線を一体的に提供するサービス「@S(アットエス)モバイル」「@Sひかり」を始めた。同社が仮想移動体通信事業者(MVNO)と仮想固定通信事業者(FVNO)として回線を提供する。

 同社では、ITの進化でメディア接触が変化する中、地域に根ざしたメディアとして〝新たな伝達手段〟の開拓を目指し、インターネットの光回線を提供するNTT西日本とモバイル通信サービスのNTTコミュニケーションズと連携し、「地域密着型情報提供プラットフォーム」として今回のサービスに乗り出した。

 料金は、@Sモバイルが端末付きデータ通信1GBで1880円から、@Sひかりは戸建て向け3990円、マンション向け2950円から。サービス利用者は、コンテンツポータルから、静岡新聞とSBSの記事やニュース動画の一部、県内の催事やグルメなどの生活情報がスマートフォンやPCで利用できる。セットトップボックス「光BOX+」を使えばテレビ画面でも見られる。初心者や高齢者向けに、オリジナルのホーム画面アプリ「@S簡単スマホ」で分かりやすい操作画面を提供し、スマホ教室も開催する。新聞購読者向けには、紙面に掲載されていない他地域の記事や、朝夕刊のダイジェストを紙面より大きな文字で読めるサービスを提供する。

 また、静岡市駿河区の本社前に「@Sストア」を開設。カフェ風の店内で、サービスの申し込みや端末のデモが体験でき、利用者の要望に合わせてコンテンツや画面の設定などをスタッフが支援する。

 今後は地域の生活基盤として、地元の企業、自治体と連携し、防災や生活情報のサービスの拡充を図り、セットトップボックスとIoT(モノのインターネット)対応機器との連携サービスも目指すという。地方メディアの新たなビジネスとして今後が注目される。【猪狩淳一】

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