養殖サバ、試験水揚げ 来週早々本格出荷へ―熱海・網代漁業

熱海版 2019年06月13日

丸々太った養殖サバを持つ関係者=網代漁港
丸々太った養殖サバを持つ関係者=網代漁港

 ■脂乗り良好、新名物に 

 熱海市網代の網代漁業(泉沢宏社長)は12日早朝、網代湾で養殖しているサバ「伊豆海(いずみ)サバ」の試験的な水揚げを網代漁港で行い、地元水産業者らにサンプル品として無料配布した。通常の天然サバに比べ、脂の乗りが良いのが最大の特徴。来週早々にも、本格的な出荷を始める。

 サバの養殖事業は同社が今年の2月から手掛けている。春先に網代に水揚げされる天然サバは、卵などに栄養分を取られるため、あまり身に脂が乗っていない200~300グラムの個体が多く、加工品として使われることが多いという。

 この天然サバを、同湾内のいけすに移して養殖。生きたイワシを主な餌にするなど自然に近い環境で、市場で鮮魚として扱える400グラム以上まで育てる。養殖により地元のサバの価値を高めてブランド品として販売し、新たな名物として収益源にするのが狙い。

 同日は100匹ほどを水揚げし、地元の水産会社、飲食店など10社に配った。養殖サバを手にした熱海魚市場社長の宇田勝さんは「手に取っただけで脂がたっぷり乗っているのが分かる。地元で多く消費されるように努めたい」と話した。

 同社で養殖を担当する山村豊さんは「2カ月という短期間の養殖で予想以上に脂が乗って良く太ってくれた。伊豆のサバの価値を高めながら、地産地消拡大にもつながればうれしい」と期待を寄せている。

 同社は、秋から冬にかけてもサバの養殖を行い、年間100トンの水揚げ、出荷を目標にしている。

 【写説】丸々太った養殖サバを持つ関係者=熱海市の網代漁港

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