源頼朝の子、千鶴丸供養 延命地蔵尊で大祭―熱海・上多賀

熱海版 2019年04月25日

ほこらに鎮座する地蔵に手を合わせ、千鶴丸を供養する参加者=上多賀の頼朝一杯水苑地
ほこらに鎮座する地蔵に手を合わせ、千鶴丸を供養する参加者=上多賀の頼朝一杯水苑地

 熱海市上多賀の頼朝一杯水苑地で24日、子育て延命地蔵尊大祭が行われ、住民らが地元ゆかりの源頼朝と八重姫の子どもで、幼くして命を絶たれた千鶴丸を供養した。

 頼朝一杯水のわきに鎮座した地蔵とほこらを管理する上多賀の宝泉寺が毎年行っている。大祭では信徒約20人がご詠歌を奉納し、般若心経を唱えて千鶴丸を弔った。

 法要後、高杉伸道住職は「つながる、つなげることが大切。これからも皆と一緒に法要を続けていきたい」と語った。

 頼朝一杯水は、八重姫の父で平家配下の伊東祐親に追われた源頼朝が伊豆山権現(伊豆山神社)に逃れる途中に立ち寄り、喉を潤したとされる水場。千鶴丸は平家との関係悪化を恐れた祐親によって命を絶たれた。地蔵は江戸時代前期、この地で托鉢をしていた修行僧が安置したとされ、その後、「一杯水地蔵尊」「子育て地蔵尊」「峠のお地蔵さん」として住民に親しまれてきた。

 【写説】ほこらに鎮座する地蔵に手を合わせ、千鶴丸を供養する参加者=熱海市上多賀の頼朝一杯水苑地

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