熱海高、文科省指定校に 地域協働による高校教育改革推進

熱海版 2019年04月10日

 ■県内公立高で唯一 地域貢献できる人材育成

 熱海高(石田金也校長、生徒253人)は、文部科学省が本年度から実施する「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」の指定校に選ばれた。県教育委員会、熱海市、市立多賀小・中、地元企業などとコンソーシアム(共同事業体)を構築して、“地域の課題に立ち向かい、地域のために貢献できる人材”の育成を進める。

 同事業は地域振興の核としての高校の機能強化を図るために、地域課題の解決など探究的な学びを実現する取り組みを推進する。文科省は地域魅力化、グローカル、プロフェッショナルの3類型を設け、実施校を募集した。

 熱海高は少子高齢化、空き家増といった“課題先進地域”でもある熱海で唯一の高校として、課題解決に主体的に取り組む人材育成を目指して「地域魅力化型」に応募した。「高校生ホテル」、総合的な学習「熱海ラボ」「熱高ラボ」など、地域に密着・連携したこれまでの学習活動が評価され、県内公立高で唯一、同型の指定校20校に入った。3年間にわたり活動費などの助成を受ける。

 コンソーシアムは生徒と地域課題のマッチングを効果的に行う役割を担う。同校は行政、小中学校、企業のほか、熱海伊東法人会青年部、伊豆半島ジオパーク推進協議会を加えて構築した。ほかにカリキュラム開発専門家として静岡文化芸術大准教授船戸修一さん、地域協働学習実地支援員として市内に住む水野綾子さんを迎える。

 従来の総合的な学習の拡充に加え、各教科の授業も地域と連携して進めながら、生徒の探究力、主体性、協調性を育む。後藤昇太副校長は「地域人材の育成、教員の資質向上につながる事業。地域と協働し質の高いカリキュラムの開発と実践、体制整備を進めていく」と話した。

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